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【本2の私】第3回 木村俊夫さん

「本2の私」と題して、いろいろな方に王子本町二丁目と町会について語っていただくページです。

第3回は木村俊夫さんです。木村接骨院の院長さんです。お世話になっている方も多いことでしょう。Jリーガーを夢みるも怪我で断念。でもその怪我が接骨医への道を開いてくれました。若くして独立開院してはや23年。熱い「王子本町二丁目町会への想い」を語ってくださいました。

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本二に来た

本町二丁目になぜ来たか。そこがまずは私のアイデンティティを語る上で大切なところです。

当時、私は帝京高校を卒業して、専門学校で整体を学びつつ十条の大野接骨院で研修を受けていました。大野接骨院は十条にいくつもあった接骨院の中でもとりわけ老舗で、多くの患者さんがいらっしゃいました。本町二丁目の方も少なくなく、私が独立開院するときに大変お世話になった折谷さん(本町二丁目在住)のご家族もその内のおひとりです。

私はその折谷さんのご縁で、ここ本町二丁目に来ることになったんです。平成11年(1998)、もう23年も前のことですね。「23年も経ったんだなあ」と感慨を覚えます。当時の私はまだ23歳のペーペーでした。

そんな時、師匠から「もう十分に修業したから独立しろ。俺が保証人になってやる」と背中を押され、どうしようかと思っていたら折谷さんが「私のところを使ったらいいじゃないか」と声をかけてくれたのです。折谷さんのご縁で本町二丁目とつながったんですね。

振り返って、「23歳の若造を、町内のみなさまがよくぞ受け容れてくださったな」と思います。もうなにもわからないまま夢中でやってきました。商売をさせていただいているという感覚はなく、ただ「一生懸命生きてる」っていうかなあ…とにかく必死でした。

実際、独立するっていうことはそういうものかもしれないんですけどね。至らないところもあったであろう私を受け容れてくれた本町二丁目には本当に感謝しています。

接骨院を始めたわけ

私はサッカーがやりたくて地元である浦和から離れた帝京高校に進みました。そうして2年の中頃まで頑張ったのですが、その頃になるとよほど実力のある人以外は「お前はもう諦めて勉学に励め」みたいな指導が入るんですね。私も怪我をしたので諦めることになりました。

それがきっかけで接骨院に通い始めたのですが、当時はすごい時代で、患者さんが一時に100人ぐらい来るんですよ。すごかったですよ。だから声をかけていただけたんですね。「お前、手伝ってみないか」って。それが今に至る始まりです。

町会とのかかわり

本町二丁目町会との最初のかかわりは、15年ほど前、町会がお神輿を新調したときに寄付をさせていただいたときですね。そこから町会の方とお話をする機会が生まれ、お神輿も担がせていただいて、町会の方との面識も増えました。

地元で商売させていただいている以上、地元への貢献ということも考えるべきだと思っています。今後も積極的に皆さんとお話しさせていただきたいですね。

若い人にも役立つ町会

談話室「ほんに」で「健康体操教室」をやらせていただいたことがありますが、町会がああいう場になるといいですね。住民の交流を深めると同時に地域の課題を解決する、そういう「場」です。

町会というとどうしても年配者の集まりというイメージがありますが、若いお母さんのための「育児相談会」とか、何かしらの「マルシェ:市場」、たとえば「野菜の販売会」とか「メルカリへの出品を試す会」とか、若い人に「自分たちにも役立つかな」と思ってもらえるようになるといいのではないでしょうか。

私にも子供が3人いますけど、子育ての大変さは身に染みて感じます。この辺だとマンションで実家がそばにない若いお母さんもいると思います。一方で、元保育士だったおばあちゃんとか、ベテランの看護師さんとか保健師さんとか、そういう方も町内にはいらっしゃるでしょう。そういう方に、若いお母さんの赤ちゃん相談に乗ってもらえるといいですよね。

「スマホ教室」や「パソコン教室」もいいと思います。電気屋さんに講師をお願いすれば、電気屋さんの宣伝にもなりますし、参加者は見込み客かもしれません。

そういう町内の「匠」に「場」を提供して、町内の交流を深め、課題の解決につなげることができたら嬉しいなと思います。

縁に恵まれた「本2」の私

王子本町では「人のご縁」をたくさんいただいてきました。そのお蔭で自分のウィングも広がりました。永いお付合いをいただけるのが、今の仕事の嬉しく楽しいところですね 。

町会も地域も危ういところにあると思います。ゴミの整理とか道路の清掃とか、やってくださっている人はご年配の方ばかり。どうやってこの街並みを維持していくんだろうって。 

微力ですが、私も何かしら地域のお役に立てるよう心がけていきます。

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