私達の住む町蓮根と云う地名は、明治32年隣同士の上蓮沼と根葉村は合併に合意、その一字ずつを採って蓮根村と改名した。単にレンコン田んぼが多かったからの蓮根ではない。
昭和初期頃迄は一眺千里の田園で、蓮の花も咲くのどかな農村地帯であったが、毎年水害に苦しみ農作物も思うように収穫出来ず、したがって生活も楽ではなかった。
昭和10年頃より周辺地区に、工場が進出しそれに伴って住宅も出来道路も又、少しずつ整備されて行った。
昭和28年、町会設立の気運が起こり木村六介氏を中心として、準備活動に日夜奔走。
多数の賛同を得て昭和29年6月に蓮根東町会が誕生発足した。